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23日付のニューヨーク・タイムズによると、ニューヨーク市警察(NYPD)が情報収集活動のガイドラインに繰り返し違反していたことが、NYPDの活動を監視するため2013年に結成された監察局の同日発表した報告書により、明らかになった。
01年9月に起きた米同時多発テロ以降、NYPDはイスラム教徒らを対象に情報収集活動を行っているが、同局の調査によると、NYPDは捜査に当たり、期日を過ぎてから期限の延長申請を日常的に行っているという。また、覆面捜査官や機密情報提供者の役割についての説明を求められても、これに応えないことが頻繁にあるという。
NYPD情報・テロ対策本部のジョン・J・ミラー本部長補佐は、「NYPDがガイドラインに沿った範囲内で、適切な人物について適切な理由で情報収集活動を行っていることに対し、監察局はわれわれを高く評価している」と述べた。
同報告書は、04年以後に開始され10~15年までの間に終了した情報収集活動を対象に、度を超えたNYPDによる監視から、政治活動や宗教活動を保護するために制定されたハンドシュ・ガイドラインと照らし合わせて行った調査の結果をまとめたもの。

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