ニューヨーク市保健局は昨年9月、市での喫煙者数が増加していると発表したが、英国の電子版医学誌のBMCメディシンに発表されたオーストラリア国立大学国立疫学・公衆衛生センターの調査によると、喫煙者の死亡原因の3分の2は喫煙を原因とする疾患によるものであるという。
健康調査を行っているサックス・インスティチュートが実施した45歳以上を対象とする研究に参加した20万4953人の追跡調査によると、2006年〜09年の間に5593人が死亡。また、喫煙者は喫煙経験のない人と比較し、死亡する可能性がおよそ3倍高いという結果が出た。
1日に25本以上たばこを吸う人は、相対リスクが4倍にはね上がるといい、過去に喫煙経験があるが、既に止めている人の相対リスクは1・3倍にまで下がる。また、1日に吸うたばこの本数を14本以下に減らせばリスクは2倍下がるが、健康的な食生活や運動をしても喫煙が及ぼす身体への悪影響を軽減することはできないという。
この調査によるとオーストラリアの喫煙人口270万人の3分の2にあたる180万人が、心臓疾患や肺癌、感染症など、喫煙を直接の原因とする合併症により死亡することが推定されており、米国と英国で過去に行われた研究でも、同様の結果が出ているという。
メルボルン大学のアラン・D・ロペス氏は、「概して、喫煙者は喫煙経験のない者よりも10年寿命が短く、長期にわたる過酷な闘病生活を送る可能性が高い」と語っている。
ニューヨーク在住の30代女性は、この結果を受けても「今まで通り喫煙を続ける」と話している。

喫煙者の2/3は喫煙原因で死亡 非喫煙者より寿命10年短く
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