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ニューヨーク市警察(NYPD)の本部長ビル・ブラットン氏は12日、市議会公安委員会において、警官の増員が必要であることを訴えた。
市は現在、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」(ISIS)などのイスラム国家グループによるテロ対策のために今までと違った訓練方法の取り組み、警官の増員を必要としている。だが、同時多発テロが起きた2001年9月時点でおよそ4万1000人在籍していたNYPDの制服警官の数は、現在およそ3万5100人に減少している。
同氏は14年1月にNYPD本部長に就任して以来、警官の職務が増加しているのに反し、警察の威力が衰退していると市議会に訴えてきた。実際に必要な新人警官の明確な数はまだ算出されていないが、根本的な分析に基づくと、少なくとも350人の増員が必要であるという。
同氏の1時間以上にわたる議会証言の間、NYPDが警察活動の概念として採用する「割れ窓理論」への反対や、スタテン島で警官に首を絞められ死亡したエリック・ガーナーさんのことを引き合いに出し警察を非難する抗議者により一時中断される場面もあったが、抗議者らは発言の機会を与えられた後、委員会の警備員により退場させられた。
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