2026年4月3日 NEWS DAILY CONTENTS

日本人も要注意!NYの空港で「違法タクシー」が横行、被害に遭わないためには?

写真はイメージ(photo: Unsplash / Kevin Doyle)

ニューヨーク市内の空港で、旅行者を狙った違法タクシー(白タク)の“ぼったくり”被害が深刻化している。無許可営業を50年以上していた元白タクドライバーによると、現在の手口は以前よりはるかに組織的で大胆になっているという。地元ニュースサイトのゴッサミストが3日、その手口を紹介している。

写真はイメージ(photo: Unsplash / Kevin Doyle)

ニューヨーク市には、タクシーやハイヤーの運転手はタクシー・リムジン委員会(T&LC)の認可を受けた車両を使用しなければならないとの規制がある。ジャン・“ロッコ”・ウッゾさんは長年この規制を巧みに回避し、生計を立ててきた数多くの運転手の一人だ。1970年代から昨夏に引退するまで、彼は市内の主要な交通拠点で観光客を車に乗せ、法定料金よりも高い料金を請求していた。

正規料金の10倍を請求された例も

ウッゾさんによると、白タクの運転手は以前は単独で客を見つけるケースが多かったが、近年は空港内を歩き回る「違法ディスパッチャー」が無線機などを使って客を探し、待機するドライバーに引き渡して運賃の一部を(コミッションとして)受け取る仕組みが広がっているという。実際にジョン・F・ケネディ国際空港では、ケニア人夫婦がタイムズスクエアまでの移動で、正規料金の10倍以上に当たる800ドルを請求された例もある。

ケニア人の妻は空港で白タクの運転手から「すごく綺麗だね。ニューヨークへようこそ」と親しげに声をかけられ、案内された車に乗った結果、高額請求の被害に遭った。その後、空港職員の助けで運転手を突き止め、返金を受けたという。ウッゾさんは、自身も過去に観光客を狙って高額請求をしていたと認めつつ、今の詐欺はさらに悪質化していると警告する。悪質な白タクは、特にコロナ禍以降に急増したという。

ウッゾさんと仲間は、ニューヨークの事情に疎いカモ=ターゲットを「ロリポップ」のように甘い「ロリーズ」と呼んでいた。ウッゾさんによると、ロリーズは長距離フライトで「疲れ切っている」人々であり、土地勘もなく、「何を言っても反論しない」のだという。

「全ての白タクが泥棒というわけではないが、ここ数年の間に、ケネディ空港はこの国の縮図になってしまった。人々は生きていくだけで必死なんだ」

被害に遭わないためには

空港では、正式なタクシー乗り場や認可車両を利用し、見知らぬ呼び込みには応じないこと。特に空港に不慣れな旅行者や、赴任・留学で到着したばかりの人は要注意。

空港でタクシーに乗るときはナンバープレートにT&LCの表示があるかを必ず確認しよう(photo: Mr.choppers, https://commons.wikimedia.org/wiki/User:Mr.choppers)
                       
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