毎年夏の訪れとともに、ニューヨーカーたちがカメラを手にマンハッタンに集まる。沈む太陽が都市のグリッドとぴたりと重なり、ビルの谷間を黄金色に染める「マンハッタンヘンジ」。2026年の日時と撮影スポットをまとめた。

マンハッタンヘンジとは
「マンハッタンヘンジ」とは、マンハッタンの碁盤目状の街路と太陽の沈む位置がぴたりと重なる現象。太陽の光がビルとビルの谷間に一直線に差し込み、街全体が黄金色に染まる。その光景はまるで映画のワンシーンのようで、インスタグラムをはじめとするSNSでも話題となる絶好の撮影チャンスだ。
本来、太陽が真東から昇り真西に沈むのは春分と秋分の年2回のみだが、マンハッタンの街路は地理的に北から約30度東に傾いているため、春分・秋分とはずれた特定の日にこの現象が発生する。それが毎年5月末と7月中旬の数日間に起こる「マンハッタンヘンジ」だ。
1日にわずか数分間しか見られないこの現象は、まさに「ニューヨークの奇跡」と言える。日没の瞬間を逃さないよう、観賞スポットには早めに到着するのがおすすめ。
おすすめの観賞スポット
14丁目:ハイラインやホイットニー美術館と併せて楽しめる
23丁目:フラットアイアン近く、抜群の眺め
34丁目:エンパイア・ステート・ビルとのコラボショットが撮れる定番スポット
42丁目:グランド・セントラル・ターミナル周辺は最も人気が高く、最も混雑する
57丁目:アップタウン寄りで少し落ち着いた雰囲気
テューダー・シティ・オーバーパス(Tudor City Overpass、42丁目と1番街)は、クライスラービル(Chrysler Building)とワン・ヴァンダービルト(One Vanderbilt)が一直線に並ぶ「ナショナル・ジオグラフィック」的な一枚が撮れるとして、最も人気の撮影スポットになっている。また、ロングアイランドシティのガントリープラザ州立公園(Gantry Plaza State Park)では、マンハッタンのスカイラインを背景にしたパノラミックな景色が撮れる。ミッドタウンから地下鉄7番線と徒歩で約20分。
2026年のマンハッタンヘンジ
2026年のマンハッタンヘンジは、下記の日時で見ることができる。
・5月28日(木)20:14 ハーフサン
・5月29日(金)20:13 フルサン
・7月11日(土)20:20 フルサン
・7月12日(日)20:21 ハーフサン
夏至の前後に2日ずつ現れる構成になっており、5月が「夏至前」、7月が「夏至後」に当たる。フルサンは太陽の円盤全体が街路と重なり、ハーフサンは太陽が地平線に半分かかった状態で整列する。
なお、5月28日から7月12日の期間中は「マンハッタンヘンジ・エフェクト」と呼ばれる状態が続き、太陽がビルの低い位置に見える時間帯に街路グリッドの間に現れる。ピークの4日間を逃しても、前後数日は雰囲気を楽しめる。
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